沖縄は今日(5月15日)、本土復帰して38年を迎えた。

「てぬきそば」が初めて沖縄の土を踏んだのが1975年(昭和50年)海洋博が始まる少し前だった。沖縄自動車道も石川〜名護間が海洋博覧会に合わせて開通したばかりだった。車道は右側通行で、走っている車は左ハンドルがほとんど、日本に復帰して3年が経過していたが、「てぬきそば」の目に映った「OKINAWA」は、異文化そのものだった。那覇空港に降り立って到着口から一歩外に出た時のあのむっとする暑さ、太陽が発する強烈な熱に圧倒されたことを今でも鮮明に覚えている。あれから35年「てぬきそば」は、「シマナイチャー」として沖縄で生きている。「本土並み」をめざしてスタートを切った本土復帰は、県内の街並みを近代化させ、インフラの整備が進み社会生活の利便性も向上した。しかし、いまだに県民の平均所得は全国平均の70%、最低賃金は全国最下位の620円(時間)、そして全国一高い失業率と課題は山積している。那覇市内には近代的な建物が立ち並び、モノレールが市内を走り、住宅のほとんどが鉄筋コンクリでできている。地方都市の景観としては群を抜いて誰もが素晴らしいという。一方で沖縄には、日本全国に点在する米軍基地の70%以上が集中しており駐留している米軍基地施設から発生する基地被害の解消は依然として進んでいない。今日の沖縄タイムス一面に「38年後の憂い」の大きな見出しが載っている。基地がある故の「憂い」とは?・・・「政党そうぞう」のコメント〜沖縄が抱える問題は38年前と変わらず山積している。政府の責任を言い続けるのではなく、自ら何をしてきたのかが問われている〜・・・2011年度で沖縄振興計画は終了する。・・・・・・・・・
【5月15日】
朝食 なす味噌炒め、味噌汁、ごはん
昼食 なし
夕食 野菜炒め、サラダ、蒲鉾、かぼちゃ煮つけ、味噌汁、ごはん